アクアライン一週間前の日曜日ばベットに横たわっていた。ウィルス性胃腸炎。それが医者の観たてだ。発症したのは水曜日。それ以来、固形物は一切受け付けなかった。そして吐き下しの毎日。日曜日にやっとお粥が喉を通った。というか通した。

来週はフルマラソン。胃腸が回復してもパワーが充填できていないと走れない。ヤバイヤバイ。何とか栄養摂取しなくては。火曜日、ようやく下痢は止まった。あと五日。どれくらいエネルギーが摂れるか心配だ。スタートラインに立てたとしても何キロまで持つか全く想像がつかない。せめて海ほたるまでは行きたい。橋を渡らなければ意味がない。15kmまでは絶対走る!そう自分に言い聞かせた。

食欲はイマイチだったがガツガツと詰め込んだ。これは栄養補給というより相方へのアピールなのだ。「俺は完全回復したよ!」と認知させなければならない。木曜日から走り込みを開始した。それでも10km。なんとか走れたが42kmとなると何が起こるかわからない。

10/19当日。ものすごくいい天気。アクアライン封鎖前にアクアラインを突破すということで横浜から高速バスに乗る。通常なら50分ほどで木更津につくのだが渋滞していて70分ほどかかった。木更津で降りるとテクテクあるいて会場まで20分ほど。着替えを済ませて仲間の集合場所へ。

ウロウロしていると赤いハッピを来ているせいか仲間にすぐ見つけてもらうことができた。懐かしい顔もいれば、お初にお目にかかる姐さんもいらっしゃる。フォロアさんとの出会いもマラソンのちょっとした楽しみだ。人数が集まったところで大円陣をくんで足環記念撮影。
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スタートラインに並んでもぎりぎりまでツイートしている。浮世の義理は欠かせない。ガンバあり、ファイトありのツイートを号砲まで流し続ける。森田健作県知事の号砲で一斉にスタート。序盤はキロ5分10秒といい感じの走りができた。8kmほど走って市街地を抜けるといよいよアクアラインに突入。ペースも落ちていない。完走目標にしていたから写真を撮りまくった。空も海も青くキラキラ輝いている最高のロケーションだ。しばらく行くと折り返してきたハーフのトップ川内選手がやってきた。めちゃ速い。さらに進むんで前方の仲間集団に追いついた。ここでお互いに走りながらの撮影会。楽しい~
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見つられやすいようにグリーンのアフロをつけていたのだが何人かには見つけてらうことができた。アクアライン後半になると暑さに耐えきれずハッピを脱いだ。たぶん22-23度くらいなのだろうが体感温度は30度だ。とにかく暑いのでエイドごとに水をかぶっていた。25km以降日本エレキテル連合の仮装カップルランナーと一緒だった。「あけみちゃ-ん」コールがものすごかった。自分への声援だと錯覚したのも一度や二度ではない。
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タイムは意識していなかったが30km過ぎくらいからサブフォーの欲がでてくる。もしかするといけるかも。「さすがイカさん!」という言葉がちらついてくる。それからはピッチ走法で狙いに行ったのだが35kmの地獄坂で撃沈。心折れた。ここでサブフォーは断念。4時間前半なら良しとすることにした。

足は最後まで痙攣することなく動いてくれた。ラスト5kmもさほど長くは感じられなかった。成長したのかな。軽く足を引きずりながらのゴールは4時間7分。上出来だ。病み上がりで完走できた。そして記録も4時間前半で押さえることができた。応援してくれたラン仲間に感謝。チャンスを与えてくれた神に感謝。頑丈な自分を生んでくれた母に感謝である。

人生は楽しい。マラソンも楽しい。一日一走おす!
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